初出張。"Can you roll sushi?"
2006年 04月 21日
出張に行ってきました。 レストランなのに何故出張? それはですね・・・。
ことの発端は、週の半ばに指を切った時のこと。
「救急病院に行こうか、行かなくてもいいのか?」とアタフタしていたところに携帯がリンリン鳴り出して、何度もかかってくるので仕方なしに出たらボスだった。
用件は"Ako, can you roll sushi?"(=スシ、巻ける?)
よくよく聞いてみると、金曜日にデトロイトのダウンタウンにあるDetroit Athletic Club (DAC)にてイベントが行われ、そのイベント内容は「知能障害を持った大人達の生活をサポートするためのチャリティーオークション」。
オークションに参加する人を集めるために、毎年この辺りで著名なレストランが声をかけられて食事の用意をするんだけど、今年は私の勤めているレストランはショートリブの巻き寿司を作ることになったので、私が巻き寿司の巻き方を知っていたら、出張のメンバーに入って欲しいとの依頼。 もちろん、OKと答えました♪
さて、この出張先のDetroit Athletic Clubなのですが、100年以上も歴史があるメンバーズオンリーのアスレチッククラブ。(http://www.thedac.com/public/) アスレチッククラブと言っても、一流並みのホテル部屋もあり、食事するエリアも場所によってはスーツ&タイ着用、パーティ会場もあれば、もちろん運動施設も完備。ボーリングレーンだってあるのです。 ここのメンバーになるには、お金持ちであるだけでなく、最低6人のメンバーからの推薦状が必要で、面接も受けなくてはいけないそう。とにかく、私のような凡人にとっては別世界なのであります。
今通っている学校に入ったばかりの頃、社会見学で行ったきり縁がなかったのだけど、こんな形で行けるとは嬉しい限り。
ワクワク、ドキドキしながら出発。一緒に行ったのは、Executive Chef (総料理長)、Chef de cuisine(2番目にエライシェフ)、ホットフードのアシスタント1人、そして私。デザートアシスタントの私が連れていってもらえたなんてまさにラッキー♪ 日本人でヨカッタ!
到着してすぐにDACの総料理長や、色んな人と挨拶をして、建物の中を見学させてもらったのだけど、本当に豪華な世界で唖然。お金ってあるところにはあるんですねぇ。(当たり前か。)
前菜は立食形式なので、自分達が料理をする場所のセットアップをして、酢飯もDACにて作らせてもらい、具のショートリブを温めて。 巻き寿司は、海苔にゴハンを広げ、白&黒ゴマをふる。 裏返して、海苔側にショートリブ、わさび、ある植物(名前、忘れた)の酢漬け、そして西洋わさびのソースを巻き込む。 後で味見をしたのだけど、すっごく美味しかった♪ 180名のお客様たちにも大好評でした。
これは前菜用の部屋の様子。
正面から見た私達のステーション。
私の立ち位置から見た感じ。
私達の総料理長は一足早くレストランに戻ってしまい、お客様が入ってきてからは私はひたすら巻く係り、ホットフードのアシスタントの子は切る係り、2番目に偉いシェフはお客様への対応と、配る係り。あっという間に前菜の1時間半が過ぎていました。
それからお客様達はメインダイニングルームへと移動して、私達は他のレストランが担当するスープ、サラダ、魚のコースなどの盛り付けのお手伝い。 一気に180人分の食事の準備を手伝えるチャンスは中々ない上に、一緒に作業したシェフ達はこの地域のレストラン業界では名の知れた人たちばかりだったので、これはかなり貴重な体験。最後はキッチンでワインが開けられて、料理人だけで乾杯しました。久しぶりに料理をしながら汗をかいたって感じで、充実感いっぱい。
実はここで、少し運命的(!?)な再会があったのですが、これは長くなるので次の機会に書きますね。
DACを後にしてレストランに戻った時は10時過ぎだったのですが、すぐに通常の仕事をして、やっとお店を出ることができたのは夜中の12時過ぎでした。さすがに疲れたけど(少し酔ってたし)、すごくいい経験になったので満足。 やった♪
ことの発端は、週の半ばに指を切った時のこと。
「救急病院に行こうか、行かなくてもいいのか?」とアタフタしていたところに携帯がリンリン鳴り出して、何度もかかってくるので仕方なしに出たらボスだった。
用件は"Ako, can you roll sushi?"(=スシ、巻ける?)
よくよく聞いてみると、金曜日にデトロイトのダウンタウンにあるDetroit Athletic Club (DAC)にてイベントが行われ、そのイベント内容は「知能障害を持った大人達の生活をサポートするためのチャリティーオークション」。
オークションに参加する人を集めるために、毎年この辺りで著名なレストランが声をかけられて食事の用意をするんだけど、今年は私の勤めているレストランはショートリブの巻き寿司を作ることになったので、私が巻き寿司の巻き方を知っていたら、出張のメンバーに入って欲しいとの依頼。 もちろん、OKと答えました♪
さて、この出張先のDetroit Athletic Clubなのですが、100年以上も歴史があるメンバーズオンリーのアスレチッククラブ。(http://www.thedac.com/public/) アスレチッククラブと言っても、一流並みのホテル部屋もあり、食事するエリアも場所によってはスーツ&タイ着用、パーティ会場もあれば、もちろん運動施設も完備。ボーリングレーンだってあるのです。 ここのメンバーになるには、お金持ちであるだけでなく、最低6人のメンバーからの推薦状が必要で、面接も受けなくてはいけないそう。とにかく、私のような凡人にとっては別世界なのであります。
今通っている学校に入ったばかりの頃、社会見学で行ったきり縁がなかったのだけど、こんな形で行けるとは嬉しい限り。
ワクワク、ドキドキしながら出発。一緒に行ったのは、Executive Chef (総料理長)、Chef de cuisine(2番目にエライシェフ)、ホットフードのアシスタント1人、そして私。デザートアシスタントの私が連れていってもらえたなんてまさにラッキー♪ 日本人でヨカッタ!
到着してすぐにDACの総料理長や、色んな人と挨拶をして、建物の中を見学させてもらったのだけど、本当に豪華な世界で唖然。お金ってあるところにはあるんですねぇ。(当たり前か。)
前菜は立食形式なので、自分達が料理をする場所のセットアップをして、酢飯もDACにて作らせてもらい、具のショートリブを温めて。 巻き寿司は、海苔にゴハンを広げ、白&黒ゴマをふる。 裏返して、海苔側にショートリブ、わさび、ある植物(名前、忘れた)の酢漬け、そして西洋わさびのソースを巻き込む。 後で味見をしたのだけど、すっごく美味しかった♪ 180名のお客様たちにも大好評でした。
これは前菜用の部屋の様子。
正面から見た私達のステーション。
私の立ち位置から見た感じ。
私達の総料理長は一足早くレストランに戻ってしまい、お客様が入ってきてからは私はひたすら巻く係り、ホットフードのアシスタントの子は切る係り、2番目に偉いシェフはお客様への対応と、配る係り。あっという間に前菜の1時間半が過ぎていました。
それからお客様達はメインダイニングルームへと移動して、私達は他のレストランが担当するスープ、サラダ、魚のコースなどの盛り付けのお手伝い。 一気に180人分の食事の準備を手伝えるチャンスは中々ない上に、一緒に作業したシェフ達はこの地域のレストラン業界では名の知れた人たちばかりだったので、これはかなり貴重な体験。最後はキッチンでワインが開けられて、料理人だけで乾杯しました。久しぶりに料理をしながら汗をかいたって感じで、充実感いっぱい。
実はここで、少し運命的(!?)な再会があったのですが、これは長くなるので次の機会に書きますね。
DACを後にしてレストランに戻った時は10時過ぎだったのですが、すぐに通常の仕事をして、やっとお店を出ることができたのは夜中の12時過ぎでした。さすがに疲れたけど(少し酔ってたし)、すごくいい経験になったので満足。 やった♪
by ako_bishoku
| 2006-04-21 23:59
| お仕事で